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「はやぶさ」イオンエンジン論文が米国航空宇宙学会最優秀論文賞受賞

はやぶさ搭載マイクロ波放電式イオンエンジンの往路宇宙作動に関して、昨年取りまとめた英語論文「Powered Flight of HAYABUSA in Deep Space」 (はやぶさ小惑星探査機の深宇宙動力航行)(AIAA Paper 2006-4318)に対して、米国航空宇宙学会より、2006年度電気推進部門最優秀論文賞 (2006 AIAA Best Paper by the AIAA Electric Propulsion Technical Committee)を賜りました。7月11日シンシナティにて開催された Joint Propulsion Conference and Exhibitの授賞式に列席しました。この栄誉に与ることをご報告させて頂くと共に、ご協力いただいた 多くの方々に感謝申し上げます。
目下、はやぶさチームは探査機の地球帰還に向けて最大級の努力中です。イオンエンジンは、打上げからここまで約1,500m/sの加速を実施し、 地球帰還まで残り約500m/sとなりました。依然として予断を許す状況にはありませんが、日々の積み重ねが地球との距離を少しずつ縮めています。 はやぶさ小惑星探査機の安泰飛行と共に、次なる高みを求めてマイクロ波放電式イオンエンジンの研究開発・宇宙応用にまい進します。(宇宙輸送工学系教授 國中 均)

授賞式

図1 授賞式の様子

表彰状

図2 表彰状

2007年7月12日

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