2013年2月22日更新
内之浦宇宙空間観測所は、1962年に東京大学鹿児島宇宙空間観測所として開設されました。
以来、日本初の人工衛星「おおすみ」、ハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」、小惑星探査機「はやぶさ」をはじめ、400機近い観測ロケット、科学衛星・探査機の打上げを行い、日本の宇宙空間観測の中枢を担ってきました。
2012年7月20日更新
2012年は「日本の宇宙開発の父」糸川英夫の生誕100年にあたります。
糸川英夫は日本の宇宙開発の創生期をリードし続け、日本を世界で4番目の人工衛星打上げ国へと導きました。世界の最先端を担う日本の宇宙科学。その扉は、1950〜1960年代に糸川英夫が押し開けたものでした。
2009年6月2日更新
「あかり」は宇宙からやって来る赤外線を観測する人工衛星で、現在も観測を続けています。赤外線で見ると、宇宙は私たちの目で見るのとはまったく違う姿を見せてくれます。赤外線では宇宙の何が見えるのか、そして何が分かるのか、普段見られない宇宙を楽しんでいただきたいと思います。
2008年8月22日更新
「すざく」は、太陽系内のX線放射から100億光年遠方の大質量ブラックホールに至るまで、いろいろな階層の天体の観測を行っており、さまざまな宇宙の姿を明らかにしつつあります。 今回の『ISASニュース』特集号では、科学的成果の一部と、観測を実現するためのユニークな技術も併せて紹介しています。宇宙の謎を探るために研究開発の最前線で活躍する、研究者の息吹も感じていただけると幸いです。
2008年4月4日更新
2006年9月23日に打ち上げられた太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)は、「ひのとり」「ようこう」に続く太陽観測シリーズ3機目の衛星です。この「ひので」特集号で紹介するのはそのほんの一部で、データ解析は始まったばかりです。
2008年4月4日更新
小惑星探査機「はやぶさ」には、高分解能カメラが搭載されています。これらのカメラは探査機の眼として、「はやぶさ」を小惑星イトカワに導くための航法用に使われました。 さらに、航法誘導だけではなく理学観測のためにも使われ、小惑星の科学において多くの新しい知見を得ることができました。「はやぶさ」の画像とそこから得られた成果を、どうぞお楽しみください。
2005年7月15日更新
2005年1月6日〜7日に宇宙科学シンポジウムが開かれました。このシンポジウムは、「理学、工学の研究者が一体となってこれからの夢を語り合う」という趣旨で2001年に始まり、今年で5回目となりました。将来のミッションの具体的選定にかかわる白熱した議論を分野を越えて戦わせることのできる、宇宙研で最も重要なシンポジウムとなっています。