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「はやぶさ」、イトカワに到着!

日本時間9月12日午前10時、はやぶさはイトカワに到着しました。現在、「はやぶさ」は小惑星イトカワから約20キロメートル離れた場所にほぼ静止しています。

この写真は、狭視野光学航法カメラ(ONC-T)が、静止する直前の9月12日8時35分に撮影したイトカワの画像です。視野は2度です。

岩石や起伏に富む部分と、比較的滑らかな部分に分かれている様子がはっきりと捉えられています。このような地形の成り立ちは、イトカワの起源を考える上で重要な鍵になる可能性があります。
この後、約2ヶ月にわたって、サンプル採集や地形測定を含むイトカワの詳細な科学観測が行われる予定です。

なお、合成カラー画像については近日中に公開の予定です。

下の図は、JAXA 臼田深宇宙局にて取得されたドプラーデータで、イトカワと「はやぶさ」探査機の距離変化率の差を表したものです。途中でプロット点が一段階落ちてゼロに到達していることがわかります。これが探査機が搭載の化学推進器を噴射して減速を行い、イトカワとの相対速度をゼロにしたことを示しています。
図において値が正であることは、イトカワへ接近していることを示していて、イトカワとはやぶさの相対速度の往復分である2倍の数値が表示されています。縦軸の単位は、km/秒です。横軸は臼田局で受信した時刻を世界時で表示していて、探査機上での世界時1時に実施された結果が、臼田局では1時17分頃に取得されたことを示しています。減速噴射の実施後のイトカワとの相対速度は、約0.25mm/秒となったことが確認されました。

2005年9月12日

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