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「のぞみ」関連記事

1998年7月4日に地球を後にし、5年余にわたって27万人の人々の名前とともに太陽系空間を旅した「のぞみ」は、チームの健闘もむなしく、2003年 12月9日(火)午後8時30分の時点で不具合の箇所を修復することができなかったことを確認し、火星周回軌道への投入を断念せざるを得なくなりました。そこで、同日午後8時45分から9時23分まで、火星への衝突確率を下げるための軌道変更のコマンドを打ち、その結果「のぞみ」は、12月14日に火星の表面から約1000kmのところを通過し、12月16日には火星の重力圏を脱出して、再び太陽を中心とする軌道上の旅を続けることになりました。

2003年12月27日

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