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イプシロン搭載宇宙科学ミッション・シンポジウム
(イプシロン搭載宇宙科学ミッションおよび小規模プロジェクトの公募に関する説明を含む)
JAXA・宇宙科学研究所は、2013年9月14日に小型科学衛星1号機『ひさき』をイプシロンロケットにより打上げ、計画通りの軌道に投入しました。『ひさき』は11月19日にファーストライトに成功し、極端紫外線による惑星希薄大気の分光観測を開始しています。小型科学衛星2号機として選定された『ジオスペース探査衛星(ERG)』もプロジェクトチームが発足し、2015年度の打ち上げを目指して開発が進められています。
宇宙科学研究所は、宇宙科学プログラム実行に関わる、より良い改善を目指したTF活動(2012年度)を受け、プロジェクトの実行過程に関する見直しを行うとともに、宇宙科学ロードマップの考え方を提示する事で、今後のグランドシナリオを示しつつあります。これらを受ける形で、小型科学衛星プログラムは、イプシロン搭載宇宙科学ミッションという形で枠組みの見直しを行い、提案募集を開始しました。イプシロン搭載宇宙科学ミッションは、高頻度な成果創出を目指し、機動的かつ挑戦的に実施する小型のミッションであり、地球周回衛星だけではなく深宇宙ミッションも視野に含め、機動的に実施することを目的としています。
本シンポジウムは、イプシロン搭載宇宙科学ミッションというプログラムが大きく発展する事を目的とし、現在検討中のミッション、今後提案を目指したミッションの講演を募集いたします。ただし、非常に限られた時間枠での開催となりますので、発表件数は絞り込みを行いますことを、ご了解頂けますようお願いいたします。
イプシロン搭載宇宙科学ミッションの実行にあたっては、小型科学衛星計画を進めて来た中で生じた困難や問題点を改善する事を目的に、スコープの見直しを行い、進め方の整理を行いました。宇宙科学ロードマップの考え方にも示されていますが、宇宙科学研究所では小型の計画を研究所における重要な柱の一つとして提示しています。TFを受けた改善活動では、ワーキンググループを含めたプロジェクトの準備段階の重要性が認識されており、今回の提案募集についても、今までよりも厳しい視点での評価とそれを実現するための支援、必要とされる準備内容が示されています。
このため、本シンポジウムの中でも、ミッション提案に向けた説明セッションを設ける予定です。このセッションは、今回の応募に向けて活動されているWGを対象としていますが、今後公募が発出される小規模プロジェクトへの提案を検討中の方の参加も歓迎いたします(ただし、今回のシンポジウムではイプシロン搭載宇宙科学ミッションを目指した内容の講演のみを紹介する予定です)。
宇宙工学委員会・幹事 久保田 孝
宇宙理学委員会・幹事 上野 宗孝
詳細
開催日 | 2014年1月27日(月)13時〜17時30分 |
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会場 | 東京大学・本郷キャンパス (理学部・物理233講義室を予定:主会場) 宇宙科学研究所・本館2F大会議場 (テレビ会議接続) |
プログラム |
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参加申込み | 本シンポジウムは、上記の会場に加え、限られた回線数ですが、テレビ会議接続のための多点接続サーバーを確保してあります。ただし接続可能な回線数が限られておりますので、TV会議経由での参加を希望される場合は拠点単位で調整を頂けると助かります。 参加される方は、E-mailにて参加登録をお願いいたします。 【宛先】 kyodo1@jaxa.jp |
主催/共催 | 主催: 宇宙理学委員会 宇宙工学委員会 宇宙科学プログラムオフィス 宇宙科学SE推進室 共催(シンポジウム開催協力): 東京大学理学系研究科・物理学教室 東京大学理学系研究科・ビッグバン宇宙国際研究センター 神戸大学・惑星科学研究センター(CPS) |