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ISASメールマガジン 第254号
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ISASメールマガジン 第254号 【 発行日− 09.08.04 】
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★こんにちは、山本です。
先週ISASホームページのウェブマスター経由で『メルマガの登録ができない』という問い合わせがきました。調べてみると、登録は完了しているので、そのことをメールで読者に知らせますと、メールが配達されずに戻ってきてしまいます。
どうも、ISASメールマガジンは、【受け取り拒否】されているようです。プロバイダーのウィルスメールやスパムメール対策の強化で、ISASメールマガジンの配信をしている業者からのメールを拒否されている可能性があります。
登録したのにメールが届かない方は、一度プロバイダーに問い合わせてみせください。
今週は、宇宙科学情報解析研究系の三浦 昭(みうら・あきら)さんです。
── INDEX──────────────────────────────
★01:宇宙、みせます
☆02:相模原キャンパス一般公開2009、終了
☆03:今週のはやぶさ君
───────────────────────────────────
★01:宇宙、みせます
Googleで「科学映像」を検索すると1ページ目に出てくるサイトは何でしょう。
科学映像クリエータ養成コース
国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009
この原稿を書いている時点で、1ページ目に表示される10件の内4件に、こんなキーワードが入っています。
今回は、それらにまつわるお話です。
2008年、春。とあるメールが届きました。国立天文台が「宇宙映像利用による科学文化形成ユニット」受講生を募集しているという内容でした。このユニットは、三鷹市と連携して地域再生人材創出拠点形成をめざしているんだそうです。平たく言えば、宇宙映像で町おこしです。素敵ですね。がんばってください、と見過ごすにはちょっとおいしすぎる内容だったので、応募してみました。
応募したのは、「科学映像クリエータ養成コース」です。応募書類と一緒にポートフォリオを提出するんだそうです。「ポートフォリオ」って、辞書で調べてしまいました。(-_-); なるほど、これまでの作品のスナップショットを添えればいいんですね……。
一次審査に合格して、面接の通知が来ました。グループ面接でした。面接試験なんで何年ぶりでしょう(o_o);;審査員の先生たち、肩書きがなんかすごそうです。志願者も、半端じゃないです。隣に座っていた人、ドーム映像を作っているって言ってました。(@_@); それ、どうやって作るんですか?あちらの人、有名所のWebデザインやってるんですか?
(ドーム映像というのは、プラネタリウムでやっているような全天周映画の類いです。専用のメガネなどをかけて見ると飛び出して見える立体映像も作れます)
2008年、夏。合格通知が来ました。科学映像クリエータの卵めざして、船出です。最初のガイダンス、見事に遅刻しました。て言うか、着いた頃にはもう懇親会に突入していました。(_o_); いきなり座礁間近かも知れません。
2008年、秋。養成コースが始まるのと同時に、修了制作でどんな映像を作るか、グループ毎に話し合うことになりました。私のグループ、ドーム映像屋さんやデザイナーさんがいるじゃないですか。みんなでドーム映像、作るんですか?きっとそうなんでしょうね……。
そして講義や実習が始まりました。3Dソフトや編集ソフトの使い方、音楽や映像の講義、4D2Uやシンラドーム(どちらも全天周立体ドームシアター)での実習などなど、内容てんこ盛りです。すみません、ドームに入るたびに激しく咳き込んだのは私です。ドームとの相性、悪いんでしょうか??
2008年、冬。修了制作の打合せが本格化しました。ユニットの部屋に集まって、X線だ、超新星だ、陰陽師だ、とネタを出し合っていたところ、一線の研究者の方から、超新星のシミュレーションデータを頂けることになりました。本格的ですね。粗相はできません。これで作品の方向は決まりました。私、シミュレーションデータのお料理係になりました。講師の方から3Dソフトの奥伝を授かりながら、データに色づけして、動かして、と、試行錯誤です。
修了制作は、ドーム&立体プレイベントのシンポジウムで発表するんだそうです。しかも英語で。(わお)
2009年、春。映像制作、大詰めです。何度もユニット部屋に集まって、皆の担当パートを繋ぎ合わせて、修了審査のぎりぎりまで駄目出しです。そして何とか修了証書を頂けました。
でもこれで終わりではなかったのです。シンポジウムに向けて、手直しです。ここで満足したら科学映像クリエータ(の卵)じゃありません。p(^-^)q
そして天の声が聞こえています。
「これ、立体映像にしましょう」(わ〜お)
ええ。みんなで乗り切りましたとも。無事にシンポジウムの発表も終わりました。
2009年、夏。相模原キャンパスの一般公開でも、小さなコーナーではありましたが、修了制作をご披露できました。
宇宙に興味を持ち始めた(かも知れない)幼い息子に作品を見せたら、
「これがいい」
と、デザイナーさんの担当パートを指しました。
息子よ、父の映像に興味はないかい?orz
そんなこんなでできあがった作品、Youtubeにも掲載されています。お時間がございましたら、ご覧頂ければ幸いです。
・失われた星を求めて(私の参加作品です)
⇒
http://www.youtube.com/watch?v=uR4KdOfzE-4
・The Sun
⇒
http://www.youtube.com/watch?v=K9lr_gmKEFg
・Exoplanets〜第2の太陽系への挑戦〜
⇒
http://www.youtube.com/watch?v=mDZPcB2uvIQ
修了作品解説
⇒
http://prc.nao.ac.jp/ashub/result/create.html
科学文化形成ユニットのYoutubeチャンネル(いろいろな映像があります。月が おちてきますのでご用心下さい(:-p) )
⇒
http://www.youtube.com/user/ashubunit
(三浦 昭、みうら・あきら)
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※※※ ☆02以降の項目は省略します(発行当時のトピックス等のため) ※※※
ISASメールマガジン 第254号 【 発行日− 09.08.04 】
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★こんにちは、山本です。
先週ISASホームページのウェブマスター経由で『メルマガの登録ができない』という問い合わせがきました。調べてみると、登録は完了しているので、そのことをメールで読者に知らせますと、メールが配達されずに戻ってきてしまいます。
どうも、ISASメールマガジンは、【受け取り拒否】されているようです。プロバイダーのウィルスメールやスパムメール対策の強化で、ISASメールマガジンの配信をしている業者からのメールを拒否されている可能性があります。
登録したのにメールが届かない方は、一度プロバイダーに問い合わせてみせください。
今週は、宇宙科学情報解析研究系の三浦 昭(みうら・あきら)さんです。
── INDEX──────────────────────────────
★01:宇宙、みせます
☆02:相模原キャンパス一般公開2009、終了
☆03:今週のはやぶさ君
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★01:宇宙、みせます
Googleで「科学映像」を検索すると1ページ目に出てくるサイトは何でしょう。
科学映像クリエータ養成コース
国際科学映像祭 ドーム&立体プレイベント2009
この原稿を書いている時点で、1ページ目に表示される10件の内4件に、こんなキーワードが入っています。
今回は、それらにまつわるお話です。
2008年、春。とあるメールが届きました。国立天文台が「宇宙映像利用による科学文化形成ユニット」受講生を募集しているという内容でした。このユニットは、三鷹市と連携して地域再生人材創出拠点形成をめざしているんだそうです。平たく言えば、宇宙映像で町おこしです。素敵ですね。がんばってください、と見過ごすにはちょっとおいしすぎる内容だったので、応募してみました。
応募したのは、「科学映像クリエータ養成コース」です。応募書類と一緒にポートフォリオを提出するんだそうです。「ポートフォリオ」って、辞書で調べてしまいました。(-_-); なるほど、これまでの作品のスナップショットを添えればいいんですね……。
一次審査に合格して、面接の通知が来ました。グループ面接でした。面接試験なんで何年ぶりでしょう(o_o);;審査員の先生たち、肩書きがなんかすごそうです。志願者も、半端じゃないです。隣に座っていた人、ドーム映像を作っているって言ってました。(@_@); それ、どうやって作るんですか?あちらの人、有名所のWebデザインやってるんですか?
(ドーム映像というのは、プラネタリウムでやっているような全天周映画の類いです。専用のメガネなどをかけて見ると飛び出して見える立体映像も作れます)
2008年、夏。合格通知が来ました。科学映像クリエータの卵めざして、船出です。最初のガイダンス、見事に遅刻しました。て言うか、着いた頃にはもう懇親会に突入していました。(_o_); いきなり座礁間近かも知れません。
2008年、秋。養成コースが始まるのと同時に、修了制作でどんな映像を作るか、グループ毎に話し合うことになりました。私のグループ、ドーム映像屋さんやデザイナーさんがいるじゃないですか。みんなでドーム映像、作るんですか?きっとそうなんでしょうね……。
そして講義や実習が始まりました。3Dソフトや編集ソフトの使い方、音楽や映像の講義、4D2Uやシンラドーム(どちらも全天周立体ドームシアター)での実習などなど、内容てんこ盛りです。すみません、ドームに入るたびに激しく咳き込んだのは私です。ドームとの相性、悪いんでしょうか??
2008年、冬。修了制作の打合せが本格化しました。ユニットの部屋に集まって、X線だ、超新星だ、陰陽師だ、とネタを出し合っていたところ、一線の研究者の方から、超新星のシミュレーションデータを頂けることになりました。本格的ですね。粗相はできません。これで作品の方向は決まりました。私、シミュレーションデータのお料理係になりました。講師の方から3Dソフトの奥伝を授かりながら、データに色づけして、動かして、と、試行錯誤です。
修了制作は、ドーム&立体プレイベントのシンポジウムで発表するんだそうです。しかも英語で。(わお)
2009年、春。映像制作、大詰めです。何度もユニット部屋に集まって、皆の担当パートを繋ぎ合わせて、修了審査のぎりぎりまで駄目出しです。そして何とか修了証書を頂けました。
でもこれで終わりではなかったのです。シンポジウムに向けて、手直しです。ここで満足したら科学映像クリエータ(の卵)じゃありません。p(^-^)q
そして天の声が聞こえています。
「これ、立体映像にしましょう」(わ〜お)
ええ。みんなで乗り切りましたとも。無事にシンポジウムの発表も終わりました。
2009年、夏。相模原キャンパスの一般公開でも、小さなコーナーではありましたが、修了制作をご披露できました。
宇宙に興味を持ち始めた(かも知れない)幼い息子に作品を見せたら、
「これがいい」
と、デザイナーさんの担当パートを指しました。
息子よ、父の映像に興味はないかい?orz
そんなこんなでできあがった作品、Youtubeにも掲載されています。お時間がございましたら、ご覧頂ければ幸いです。
・失われた星を求めて(私の参加作品です)
⇒

・The Sun
⇒

・Exoplanets〜第2の太陽系への挑戦〜
⇒

修了作品解説
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科学文化形成ユニットのYoutubeチャンネル(いろいろな映像があります。月が おちてきますのでご用心下さい(:-p) )
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(三浦 昭、みうら・あきら)
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※※※ ☆02以降の項目は省略します(発行当時のトピックス等のため) ※※※