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ISASニュース

第30回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)

No.413(2015年8月)掲載

 7月4日から10日まで神戸コンベンションセンターにて、第30回「宇宙技術および科学の国際シンポジウム(International Symposium on Space Technology and Science:ISTS)」が開催されました。30回目の記念大会である今回のISTSは、第34回「国際電気推進会議(International Electric Propulsion Conference:IEPC)」、第6回「超小型衛星シンポジウム(Nano-Satellite Symposium:NSAT)」との共同開催で行われました。

 組織委員長を務められた藤井孝藏先生の開会あいさつに始まり、基調講演や学術セッションが合計17会場で5日間にわたり行われ、参加登録者数は1500名を超えました。今回は三つの国際会議の共同開催ということもあり、海外から500名以上の方々が参加されました。また国内外からたくさんの学生さんも参加し、学生セッションやポスターセッション、コンテストも大いに盛り上がりました。会期中には、古川聡宇宙飛行士による講演会や神戸国際展示場での「国際宇宙展示会」など、さまざまなイベントも開催されました。展示会場には地元の子どもたちが描いてくれた宇宙をテーマとした絵画も展示され、シンポジウムへの参加者だけでなく多くの地元の皆さんにも会場に足を運んでいただきました。

 兵庫県と神戸市のご協力により、「Space Voyage─Frontier for Better Life on Earth!」をテーマとした記念すべき今大会を、大成功で終わることができたと感じております。今大会をサポートされた各組織委員の皆さんも、クロージングセレモニーでは神戸のおいしい料理とお酒を思う存分ご堪能されたのではないでしょうか。次回、第31回ISTSは、愛媛県の松山で2017年に開催されます。

(30th ISTS運営委員長 野中 聡)

第30回ISTSの開会式および展示会場

第30回ISTSの開会式および展示会場