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ISASニュース

JAXA事業にお寄せいただいた募集特定寄附金の使途について

No.386(2013年5月)掲載

JAXAでは2012年4月からJAXA事業への募集特定寄附金をお受け致しておりますが、これまで皆さまから多くのお気持ちをお寄せいただきました。心よりお礼申し上げます。

皆さまから頂いた寄附金は2013年2月末現在で3663万2582円に達しました。このうち2012年4月から6月までにお寄せいただきました2246万1000円をJAXA事業に使用させていただきました。ここでは、相模原キャンパス関連事業について、ご報告致します。

今後ともJAXA事業へいっそうのご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。寄附金について、詳しくはホームページをご覧ください。
新しいウィンドウが開きます http://www.jaxa.jp/about/donations/index_j.html

「はやぶさ2」 ・寄附総額 1921万6482 円
・使用実績 1176万2700 円
「はやぶさ2」ミッションのより確実な実施のために追加搭載する小型モニタカメラ製作費として使用
多くの皆さまより「はやぶさ2」に頂きました多額のご寄附と、そこに込められた皆さまの想いに対しまして、深く感謝し心からお礼申し上げます。頂きましたご寄附は、探査機に1台追加する小型モニタカメラの製作・搭載の費用に充てさせていただきました。このカメラは、小惑星の岩石を採取する筒(サンプラホーン)の伸展を確認するための画像撮影に必要な装置です。引き続き気を引き締めて「はやぶさ2」の成功に向けて取り組んでまいる所存です。
(はやぶさ2プロジェクトマネージャー 國中 均)
宇宙科学研究 ・寄附総額 488万1900 円
・使用実績 129万2700 円
再使用観測ロケット用技術実証エンジンの開発費用の一部として使用
再使用観測ロケット技術実証チーム一同心から感謝します。再使用観測ロケットを早期に開発・運用し、将来宇宙輸送システムの一日も早い実現に貢献したいと思います。
(宇宙飛翔工学研究系 准教授 小川博之)
イプシロンロケット ・寄附総額 273万6900 円
・使用実績 194万8700 円
イプシロンロケットのシステム試験費の一部として使用
皆さまからのご寄附のおかげで、2013年夏のイプシロンロケットの試験機打上げに向けて、出来上がった機体の工場内最終確認となるシステム試験を着実に進めることができました。イプシロンロケット打上げ成功に向けて全員一丸となって頑張っていきます。
(イプシロンプロジェクトチーム一同)
宇宙教育(宇宙教育センター) ・寄附総額 109万3900 円
・使用実績 78万3700 円
宇宙教育活動で使用するテキスト教材の制作費用として使用
全国の子どもたちが宇宙に接することでいろいろなものに興味を持ち、積極的に取り組むようになるものとして、JAXA開発の宇宙教育教材に触れる機会を増やすことがベストと考え、教材の増刷に使わせていただきました。ご支援ありがとうございました。
(宇宙教育センター長 広浜栄次郎)