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ISASニュース

「はやぶさグルメ」試食会

No.372(2012年3月)掲載

宇宙研の地元である神奈川県相模原市では、政令指定都市への移行を機に、シティセールスの一環として宇宙を使った街づくりを始めています。これまでも淵野辺駅前通りを“こと座通り”“いて座通り”などと名付けるなど、宇宙をイメージさせる街づくりが進められてきました。そんな折、淵野辺駅北口の“にこにこ星ふちのべ商店街”が、小惑星探査機「はやぶさ」と宇宙にちなんだグルメやグッズを開発しました。この商店街は、これまでも毎夏“ふちのべ銀河祭り”を開催するなど、宇宙を使った街おこしの発信元となってきましたが、「はやぶさ」の社会現象化を機にさらに畳み掛けようという戦略のようです。

2月3日の夕方には淵野辺駅前の桜美林大学プラネット淵野辺キャンパスで、新メニューのお披露目と「はやぶさ2」の応援を兼ねた試食会が催され、相模原市長や東映・松竹の映画関係者に加え、JAXAからも元「はやぶさ」プロジェクトマネージャーの川口淳一郎教授や「はやぶさ2」プロジェクトマネージャーの吉川真准教授など9名が招かれました。自家製ジンジャーエールをベースにした“ギャラクシーサワー”での乾杯の後、それぞれの目の前に置かれたメニューを平らげて感想を言うという趣向。うなぎの“はやぶさ重”や豆乳鍋の“ちゃんこミルキーウェイ”など、どれも店の個性が光る品々です。私も目の前の“はやぶさトマト”を平らげてからほかのメニューに取り掛かりましたが、どれもおいしく“ギャラクシーサワー”がどんどん進みます。この様子をメディアがこぞって取り上げたほか、火付け役となった“いとかわカレー”についてはサークルKサンクスの神奈川県内約400店舗で販売されるとのこと。大きな展開となっています。

グルメ以外にもグッズやガールズユニットまで誕生。中には“はやぶさトリートメント”なる育毛トリートメントも。7年がかりで髪が帰ってくるということでしょうか!? 宇宙研にお越しの際には駅前商店街にもぜひお立ち寄りください。

(阪本成一)

“ギャラクシーサワー”で乾杯