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ISASニュース

宇宙学校・にいがた 開催

No.369(2011年12月)掲載

11月23日、新潟県立自然科学館で「宇宙学校・にいがた」が開催されました。新潟で最先端の宇宙科学の話が聴くことができるめったにない機会とあって、会場には宇宙が大好きな子どもたちが大勢集まりました。

校長の阪本成一先生から開校のあいさつがあった後、吉崎泉先生による国際宇宙ステーションのお話、「“きぼう”が拓く新たな世界」が始まりました。そしてお話の後は、いよいよ質問タイム。この日のために質問を考えてきた子も多く、「宇宙で生活する上での必需品は?」「宇宙飛行士になるにはどうしたらいい?」「引退したスペースシャトルに代わる宇宙船はあるの?」などなど、たくさんの質問が飛び交い、大人も子どもも大興奮です。時間いっぱいまで質問が途切れることはありませんでした。

 2時限目は、西塚直人先生による太陽観測のお話、「宇宙から見た太陽〜『ひので』衛星による太陽観測〜」です。ここでも、「太陽がなくなったら地球はどうなってしまうの?」といった素朴な質問から、「太陽フレアの規模はどのくらい?」「太陽電池以外のエネルギーを使っている人工衛星はないの?」など、大人顔負けの質問も飛び出し、会場は大いに盛り上がりました。途中、太陽観測衛星の軌道を、「まるでEXILEのように……」と人気ユニットのダンスに例えて体で表現してくれた阪本先生。会場中が笑いに包まれました。

あっという間に過ぎてしまった2時間半の宇宙学校。参加者の皆さんはこの宇宙学校で好奇心がさらに大きく膨らんだようで、アンケートでは「またやってほしい」という声が多く寄せられました。親しみやすく楽しいトークで進行役を務めてくださいました阪本先生と、先端の宇宙科学を分かりやすく説明してくださった吉崎先生、西塚先生、本当にありがとうございました。

(新潟県立自然科学館/福世健吾)

「質問ある人いるかな?」「はい!」「はい!」