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ISASニュース

宇宙学校・とうきょう 開催

No.369(2011年12月)掲載

毎年恒例で東京大学駒場キャンパスで行っている「宇宙学校・とうきょう」を、今年も11月3日(文化の日)に開催しました。最近は限られた予算と人員でできるだけ多くの会場を回るために、1回当たりに派遣する講師の数を少し削っていますが、「宇宙学校・とうきょう」では今年も4名の講師と校長役の私の5名での開催としました。

1時間目は羽生宏人さんの「ロケット開発と最新事情」と大森克徳さんの「“きぼう”が拓く新たな世界」で、映画上映を挟んで2時間目は矢野創さんの「はやぶさとイカロスの先へ:太陽系の未踏領域を目指して」と田村隆幸さんの「世界の最先端を切り開く日本のX線天文学−『すざく』からASTRO-Hへ」と、ほぼ4時間にわたるじっくりとしたプログラムになりました。会場となった1323教室は2階席まで満席で、参加者は550名。質問は子ども優先で1人1回ずつとしましたが、それでも時間内にすべて指名することができず、残りは休み時間と終了後にじっくり対応させていただきました。宇宙学校の開催機会を増やすようにしていますので、ぜひまたどこかの会場にお越しください。

なお、来年度の宇宙学校の共催団体を公募中(2012年2月29日締め切り)です。共催団体は科学館や博物館が多いですが、それにとらわれる必要はありません。わが町にも宇宙学校を、という方は、ぜひこの機会にご応募ください。

(阪本成一)

2階席まである会場が満席に