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科学衛星

3.ミッションの承認

ASTRO-Dミッションは、ASTRO-Dワーキンググループによって、1986年に、1993年ののはじめに打ち上げるミッションとして宇宙科学研究所の理学委員会に提案されました。その科学的価値、技術的実現可能性、グループの開発能力等を評価した上で、理学委員会はこのミッションの実行を推薦しました。宇宙科学研究所における最後の選定につづいて、1987年、ASTRO-Dは正式の承認のため宇宙開発委員会(SAC)に送られました。こうして1988年度から予算がつきました。通常は5年間にわたって予算がつきます。2年のプロトモデル(PM)の期間につづいて、2年のフライトモデル(FM)の期間があり、そして打上げ前の約10ヶ月間は総合試験が行われます。ASTRO-Dの予算構成は、PMに10億円、FMに56億円、そして総合試験に5億円でした。この予算には、打上げロケットと打上げオペレーションの予算は含まれていません。