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小惑星探査機 はやぶさ

地球帰還から再突入へ

MUSES-C計画の最終フェーズでは、小惑星のサンプルを搭載した直径40cmの小型の回収カプセルが惑星間軌道から秒速12kmを超える速度で直接地球大気圏に再突入します。

再突入中にカプセルの受ける最大空力加熱量はスペースシャトルの場合より何十倍も大きく、月から戻ってきたアポロの場合よりも数倍大きい過酷な環境です。

耐熱材料の開発は、世界的にも最先端の技術です。カプセルは大気による十分な減速後、パラシュートを放出して地上に軟着陸します。その際、カプセルからのビーコン信号によって地上で位置を割り出し回収します。