再使用型ロケット超音速空力特性の研究

Return to List

研究申込者

稲谷 芳文 (ISAS/JAXA)

研究要旨

将来の宇宙輸送システムの一形態として垂直離着陸型の再使用ロケットシステムが考えられている。上昇時の打ち上げ性能を向上させるためには抵抗損失を低減するための機体形状検討が必要である。また帰還時には迎角飛行による揚力発生が必要であるが、必要最小限の揚力面により迎角飛行を成立させるためには、機体および揚力面形状の検討と、縦および横の安定性の評価が必須である。本研究では、昨年度の風洞試験により得られた結果を反映し、より抵抗損失を低減できる機体形状について遷音速風洞を用いた試験を行い、その空力特性を取得する。また帰還時における縦および横の安定性評価およびトリム域での最大揚抗比を明らかにする。垂直離着陸型ロケットの上昇および帰還時の空力特性を取得する本試験はシステム成立の評価には欠かすことができない重要な試験である。





Key words

再使用ロケット、空力



2008年度の研究成果




利用期間

2008年8月4日〜2008年8月15日

Return to List