次期固体ロケット空力特性の取得

Return to List

研究申込者

小川 博之 (ISAS/JAXA)

研究要旨

概念設計を進めている次期固体ロケットについて、予備設計結果を反映した突起物を含む全機形態での空力特性の取得をし、システム解析に使用する空力データベースを得ることを目的とする。昨年度実施した風洞試験その1では遷音速および超音速における基本的な空力特性を取得したが、遷音速域において風洞内壁面からの反射波の影響を受けたため、本試験において風洞試験その1の75%の大きさの全機形態模型を使用し、風洞試験その1で見られた反射波の影響をなくした。また風洞試験その1で未取得であったM2.5およびM3.0におけるピッチ方向に迎角変化させた場合の空力特性を取得した。以上の結果から、すでに設定されている空力係数ベースラインとの比較評価を行い、システム設計への影響の観点から有意な差が見られた法線力係数傾斜(CNα)および安定微係数(Cmα)についてノミナル値を更新する。今回の風洞試験で得られたM1.5以上のデータを反映し、多項式近似によりノミナル値を設定する。



Key words

次期固体ロケット、空力



2008年度の研究成果




利用期間

2008年5月12日〜2008年5月23日

Return to List