完全再使用型宇宙往還機模型実験
研究申込者
谷 泰寛 ( 九州大 )
Abstract
将来の完全再使用型宇宙往還機(FRLV)の形状の１つとして翼胴形状タイプがある。このような形状の場合、通常の航空機と比較すると主翼に対して胴体の影響が大きく、その空力性能に胴体形状の寄与が大きい。そこで、FRLVの胴体断面形状が空力特性に及ぼす影響について実験を行った。実験にあたっては胴体容積を一定とすることで、宇宙往還機としてのペイロード搭載量を一致させた条件での比較を行った。その結果、亜音速から超音速域において、三角形断面を有する胴体形状で揚力係数や揚抗比の改善が得られることが判明した。また、その要因としては胴体側面に発生する渦構造による揚力の増加が寄与していることが明らかとなった。
Key words
RLV, Aerodynamics, Fuselage configurations
2006年度の研究成果
Takuro ISHIDA， Takahiro KATO， Toshihiro KAMIYA， Shigeru ASO， Yasuhiro TANI，
” Experimental Study of Fuselage Effects on Aerodynamic Performance of Reusable Launch Vehicle (RLV) ”，
The 2nd KAIST-Kyushu University Student Joint Workshop On Aerospace Engineering，
韓国， 大田廣域市（テジョン），
2006．
利用期間
平成18年10月23日〜10月27日
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