皆さんも気になる(私も気になる)カプセル内のサンプル回収作業も、キュレーション施設で着々と進められているようです。
プレスリリース
http://www.jaxa.jp/press/2010/07/20100707_hayabusa_j.html
公的な発表を待って情報を発信していきたいと思います。

ところでこの『キュレーション施設』という言葉、耳慣れない方も多いかと思いますが、「試料の受入、処理、保管を行う施設」を意味します。
美術館や博物館で展示物・標本の管理を行う「キュレーター(curator) 」という役職の方の職場と同じですね。

キュレーターの仕事は、おおざっぱに言うと
『標本を集めて、その成分を分析・分類しカタログ化する。サンプルを科学的に保ちながら適正な環境で保管して、学術的な貸し出しを管理する』
ことです。データベースと実物両方を扱える凄い人達です。

米国にはアポロが持ち帰った「月サンプル」のキュレーターという方もいますし、
世界2位の隕石保有国である日本にも「隕石キュレーター」がいらっしゃいます
(参考:極地研 南極隕石ラボラトリー http://yamato.nipr.ac.jp/AMRC/ )。 
(IES兄)