09/0318:00:29: 今日の IKAROS(9/3) - Daily Report - Sep 3, 2011
Category: Operation
Posted by: IKAROS
9/3の運用は、スピン状態の確認、再生レンジング、そしてビーコン運用による
健康状態の確認を行いました。
次回の運用予定は来週火曜日(9/6)です。
本日は、台風の影響で風が若干強く運用中断や休止が懸念されましたが、臼田局
の運用者の方々の献身的な協力のおかげでなんとか予定通りの時間で運用を行う
ことができました。
ただやはり、受信レベルの変動の影響によりビーコン運用となってしまいましたが、
取得できた情報を確認する限り、IKAROSは、本日も順調に、そして健康に深い宇宙の
中を航行しています。
今日もビーコン運用の解読担当はY2さんでした。前回の運用でコツを思い出したのか、
今回の解読はパパっと速やかにすませてしまったY2さん。やはりさすがです♪
さて、ビーコン運用は、IKAROSが発する電波をある一定のリズムで、知りたい情報を
決められた並び方で変化させ、それを臼田局がとらえた様子で暗号解読していく方法
ですが、今日はビーコン運用の様子をイカロス君で例えてみたいと思います。
(ものがたりはここから)
IKAROS君、宇宙小学校の校舎3F廊下の端っこ窓からグラウンドで草刈をしている
太陽校長先生に向かって一生懸命に何か叫び続けてます。
(校長先生いっこうに気づかず・・・)
一方、同じく3F廊下の反対側端っこを通りかかった臼田先生がそれに気付き、
イカロス君が何を伝えようとしているのか一生懸命聞き取ろうとしてみますが、
イカロス君がこっちを向いていないため、そして長い廊下の端と端では、イカロス君
がしゃべっている声は聞こえても何を言っているのかさっぱりわかりません。
そこで、臼田先生はイカロス君に向かって叫びました。
「おーい。校長先生は今忙しいから俺に言ってみろ!!」
イカロス君、臼田先生が大好き♪ 臼田先生の声はしっかり聞こえているのですが、
あいにく今日は首が寝違えているのに加えて、校長先生の出す妖しい光の魅力に体の
自由を奪われて臼田先生の方を向くことができません。
こっちを向かないイカロス君の事情を察知したのか、臼田先生はまた叫びました。
「わかった!!とりあえずそのままで良いからゆっくり一言づつ声を出してくれ。
ただし、いつも授業でやっている口をリズム良く開けたり閉じたりする遊びでな!!
意味は授業で教えた種類の中からだ!! あとは先生が読み取るから!!
「まずは、今元気か?」
イカロス君、臼田先生の言うことには素直に従います。ポケットにいつも忍ばせて
いるメトロノームの打つ音の周期に従って、「あー」と発生し続けたまま、口を開け
たり閉じたりしていきます。
①イカロス君:あー、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ、んっ。
②臼田先生:おっ♪ 始まりの言葉だな。この次が答え。
③イカロス君:あー、あー、あー、んっ、あー、あー、んっ、んっ。
④臼田先生:これの意味はーっと。おっ「腹減った」か。うんうん。
臼田先生、次の質問を投げかけます。
「つぎは、校長先生に伝えたかったことを習った選択肢から選んで言ってみろ!!」
①イカロス君:あー、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ、んっ。
②臼田先生:おっ♪ 始まりの言葉だな。この次が答え。
③イカロス君:あー、んっ、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ。
④臼田先生:これの意味はーっと。「僕はやれば出来る子」か・・・・・。
校長先生に話しかけてたわけではなく、健気な頑張り屋のイカロス君に涙する
臼田先生であった。。。
(ものがたりはここまで)
これって、小学校の遊びとして流行ってくれたらいいのに・・・。
( KY )
P.S.
イカロス君。いつも通り呟いていても通信不可帯ギリギリのところを航行している
影響か、Twitterではうまく受信、判読してくれない時もあるようです。
9/3のIKAROS
太陽距離: 0.81AU
地球距離: 117822749km, 赤経=108.8°, 赤緯=18.8°
金星距離: 1.45AU(216976481km)
姿勢:スピンレート=0.2rpm, 太陽角=1deg
Today's IKAROS
Sun Distance: 0.81AU
Earth Distance: 117822749km, RA=108.8deg, Dec=18.8deg
Venus Distance: 1.45AU(216976481km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=1deg
今日(9月3日)は何の日?
・技術試験衛星Ⅲ型「きく4号」がN-Ⅰロケット7号機で打上げ(1982年)
・火星探査機「バイキング2号」が火星に軟着陸(1976年/アメリカ)
・ESAが開発した初の月探査機「スマート1」がミッションを終え、月面の「優秀の湖」
付近に衝突(2006年/ヨーロッパ)
・ホームラン記念日:読売ジャイアンツの王貞治選手(当時)が後楽園球場で通算
756本目のホームランを打って世界新記録更新(1977年)
135 claps
健康状態の確認を行いました。
次回の運用予定は来週火曜日(9/6)です。
本日は、台風の影響で風が若干強く運用中断や休止が懸念されましたが、臼田局
の運用者の方々の献身的な協力のおかげでなんとか予定通りの時間で運用を行う
ことができました。
ただやはり、受信レベルの変動の影響によりビーコン運用となってしまいましたが、
取得できた情報を確認する限り、IKAROSは、本日も順調に、そして健康に深い宇宙の
中を航行しています。
今日もビーコン運用の解読担当はY2さんでした。前回の運用でコツを思い出したのか、
今回の解読はパパっと速やかにすませてしまったY2さん。やはりさすがです♪
さて、ビーコン運用は、IKAROSが発する電波をある一定のリズムで、知りたい情報を
決められた並び方で変化させ、それを臼田局がとらえた様子で暗号解読していく方法
ですが、今日はビーコン運用の様子をイカロス君で例えてみたいと思います。
(ものがたりはここから)
IKAROS君、宇宙小学校の校舎3F廊下の端っこ窓からグラウンドで草刈をしている
太陽校長先生に向かって一生懸命に何か叫び続けてます。
(校長先生いっこうに気づかず・・・)
一方、同じく3F廊下の反対側端っこを通りかかった臼田先生がそれに気付き、
イカロス君が何を伝えようとしているのか一生懸命聞き取ろうとしてみますが、
イカロス君がこっちを向いていないため、そして長い廊下の端と端では、イカロス君
がしゃべっている声は聞こえても何を言っているのかさっぱりわかりません。
そこで、臼田先生はイカロス君に向かって叫びました。
「おーい。校長先生は今忙しいから俺に言ってみろ!!」
イカロス君、臼田先生が大好き♪ 臼田先生の声はしっかり聞こえているのですが、
あいにく今日は首が寝違えているのに加えて、校長先生の出す妖しい光の魅力に体の
自由を奪われて臼田先生の方を向くことができません。
こっちを向かないイカロス君の事情を察知したのか、臼田先生はまた叫びました。
「わかった!!とりあえずそのままで良いからゆっくり一言づつ声を出してくれ。
ただし、いつも授業でやっている口をリズム良く開けたり閉じたりする遊びでな!!
意味は授業で教えた種類の中からだ!! あとは先生が読み取るから!!
「まずは、今元気か?」
イカロス君、臼田先生の言うことには素直に従います。ポケットにいつも忍ばせて
いるメトロノームの打つ音の周期に従って、「あー」と発生し続けたまま、口を開け
たり閉じたりしていきます。
①イカロス君:あー、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ、んっ。
②臼田先生:おっ♪ 始まりの言葉だな。この次が答え。
③イカロス君:あー、あー、あー、んっ、あー、あー、んっ、んっ。
④臼田先生:これの意味はーっと。おっ「腹減った」か。うんうん。
臼田先生、次の質問を投げかけます。
「つぎは、校長先生に伝えたかったことを習った選択肢から選んで言ってみろ!!」
①イカロス君:あー、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ、んっ。
②臼田先生:おっ♪ 始まりの言葉だな。この次が答え。
③イカロス君:あー、んっ、んっ、んっ、あー、あー、あー、んっ。
④臼田先生:これの意味はーっと。「僕はやれば出来る子」か・・・・・。
校長先生に話しかけてたわけではなく、健気な頑張り屋のイカロス君に涙する
臼田先生であった。。。
(ものがたりはここまで)
これって、小学校の遊びとして流行ってくれたらいいのに・・・。
( KY )
P.S.
イカロス君。いつも通り呟いていても通信不可帯ギリギリのところを航行している
影響か、Twitterではうまく受信、判読してくれない時もあるようです。
9/3のIKAROS
太陽距離: 0.81AU
地球距離: 117822749km, 赤経=108.8°, 赤緯=18.8°
金星距離: 1.45AU(216976481km)
姿勢:スピンレート=0.2rpm, 太陽角=1deg
Today's IKAROS
Sun Distance: 0.81AU
Earth Distance: 117822749km, RA=108.8deg, Dec=18.8deg
Venus Distance: 1.45AU(216976481km)
Attitude: Spin Rate=0.2rpm, Sun Angle=1deg
今日(9月3日)は何の日?
・技術試験衛星Ⅲ型「きく4号」がN-Ⅰロケット7号機で打上げ(1982年)
・火星探査機「バイキング2号」が火星に軟着陸(1976年/アメリカ)
・ESAが開発した初の月探査機「スマート1」がミッションを終え、月面の「優秀の湖」
付近に衝突(2006年/ヨーロッパ)
・ホームラン記念日:読売ジャイアンツの王貞治選手(当時)が後楽園球場で通算
756本目のホームランを打って世界新記録更新(1977年)