星野君まできたので、次は私だと覚悟はしてましたが。。。

 はじめまして。IKAROSチームの南野 浩之(みなみの ひろゆき)と申します。いつもIKAROSを応援していただき本当にありがとうございます。

自己紹介ですが、IKAROSでは、森さん(チーム長)と一緒にプロジェクトのシステムエンジニリングマネジメントの仕事をしています。IKAROSの仕事をするまでの経歴は、
 ◎H-Ⅱロケット性能確認用ペイロード「みょうじょう」の開発
 ◎技術試験衛星Ⅵ号「きく6号」の開発
 ◎民生部品・コンポーネント実証衛星「つばさ」の開発
 ◎月周回衛星「かぐや」の開発
をしてきました。

 システムエンジニアリングというと情報システム開発の技術者というイメージがありますが、JAXAでのシステムエンジニアリングは、「目標を達成するために与えられた人、物、金、時間、情報(技術)といった経営資源をいかに効率的に活用していくか」を考えていくことです。ここまで書くと、な~んか難しい仕事しているな。。。。。とお考えでしょうが、私の場合のみですが、実はこんな簡単な会話の毎日です(注1)。

(南)「OO(注2)さん、ねえねえ、ちょっといいかな。。」(ここはあえて森さんの口調を真似する)
(OO)「なんでしょう?」(いつものことなので、大体ここでみんな警戒する顔つきになる)
(南)「XXXのデータ整理と技術評価を明日までにしてほしいんだけど。。。いいかな?。。」(とにかく、ここは笑顔でお願い(^^))
(OO)「え!明日ですか!運用準備もあるし。。。会議もあるし。。。」(すごく困った顔になる)
(南)「でも~。明日までにやらないと、上司への報告と説明できなくなっちゃうんだよね。お願いしますよ~。」(瞳をうるうるさせて、ここで泣き脅し)
(○○)「わかりました(大体声に元気はなく、仕方なく。。。OK)」
(南)「じゃあ、よろしくお願いね」(にっこり(^^))
という感じです。でも、ここで手を抜いてはいけません!その日の夜と翌日、早速電子メールでの「仕事の催促」、運用室や廊下で顔を合わせたら「仕事の催促」という感じで、電話魔、メール魔となり、いつもIKROSメンバーには、迷惑をかけています。

 でもIKAROSメンバーは忙しくても元気があり、私の無理難題でも着々と仕事をこなしてくれます。わきあいあいとできるのも、このチームのいいところです。
 この元気があるのは、IKAROSくんも話していますが、いつも多くの皆さんの応援があるからです。この元気が続くように、今後ともIKAROSの応援をよろしくお願いします。「あ!そうだ。みんなにIKAROSの技術データまとめてもらわなくちゃ」。。

注1)他のJAXA担当が行うエンジニアリングマネジメントは、きちんとしたことを計画的にやっておりますので、お間違えなく。。。。
注2)ここには、津田さん、佐伯さん、船瀬さん、澤田さん、山本さんなどの主要メンバーからミッション系担当の遠藤さんなど幅広い人の名前が入る。