今日は通信不可帯運用に向けて,ビーコン運用と自律姿勢制御の試験を行いました.
ビーコン運用は,テレメトリも受信できないような通信状況の厳しいときに行うことを想定した
運用法です.
モールス信号のように,電波の強度の強弱で,IKAROSの姿勢や電圧などのデータを
表すよう,IKAROSに予めプログラムします.
運用室では,その受信レベルの強弱の羅列をみて,データを解読していくのです.
ここ数日,このビーコン運用の試験をやっています.チームメンバーの中には,
ノイズだらけの電波強度のグラフをみて,16進数のデータを言いあてられる人も出てきました.
自動デコードソフトウェアも用意しているのですが,人間の方が解読精度が良かったりします.
IKAROSメンバーは,また新たな心眼を手に入れつつあります...(Y)

8/26のIKAROS
太陽距離: 1.00AU
地球距離: 31401035km, 赤経=-130.8°, 赤緯=-28.0°
金星距離: 0.48AU
姿勢:スピンレート=1.3rpm, 太陽角=26.0deg

Today's IKAROS
Sun Distance: 1.00AU
Earth Distance: 31401035km, RA=-130.8deg, Dec=-28.0deg
Venus Distance: 0.48AU
Attitude: Spin Rate=1.3rpm, Sun Angle=26.0deg