IKAROSは,1次展開長5m強を維持したまま,待機しています.
この状態で,実はIKAROSは非常にゆっくりとスピンレートが上がり続けています.
とてもゆっくりなので,実際上問題となる量ではないのですが,IKAROSの開発者としては小さな兆候でも気になるものです.
原因は特定されていないのですが,太陽光圧により風車のように回転が励起されているのか,
アウトガスの影響なのか,あるいはもっと別の要因もたくさん考えられるのです.
この待機時間を利用して,この点も経過観察することにしています.(Y)

6/6のIKAROS
太陽距離:1.04AU
地球距離: 6342032km, 赤経=-157.8°, 赤緯=-23.0°
金星距離:1.25AU
姿勢:スピンレート=7.4rpm, 太陽角15.0deg