前号へ 次号へ 宇宙科学企画情報解析センター ISASホームページ バックナンバー


第27号 1996年1月12日発行

目次


先頭へ


 

新年を迎えて

 新年、明けましておめでとうございます。

 この一年間を振り返ってみると、世の中の情報革命の進み具合は益々加速し、目ざましいものがありました。当センターでも、外部ネットワーク接続回線の拡充を図るとともに、インターネットのWWW 宇宙研ホームページサービスを立ち上げ、世界に向けて情報発信を開始しました。アクセスの数は、開設後2ヶ月間に8万件と、既に予想を越える人気です。

 また、今年度末に計算機のリプレースを行うべく、準備を進めました。ネットワークの強化に伴い、従来のセンター大型計算機の重視に代えて、多数のワークステーションによる分散処理を大胆に進めることになります。

 更に、衛星から得られる科学データを一般に公開するデータベース DARTS (Database for ARchiving Transformed data of Scientific satellite) 構築の準備も着々と進んでいます。

 このように、間もなく創設3年を迎える当センターの運営も軌道に載りつつあり、今年もスタッフ一同、全力を尽す所存ですので、御支援、よろしくお願い申し上げます。
(中谷 一郎)


先頭へ


 

大型計算機リプレ−ス関連のお知らせ

(1) M1800は

2月7日(水)18:00にイニシエータが停止になります。計算結果は7日中に出力して下さい。
2月8日(木)〜10日(土)に終了処理及びバックアップ等の後、解体撤去されます。プログラム・データ等のバックアップは2月7日までに利用者自身で行って頂きます。
(2)VPP500は

2月7日(水) 18:00にイニシエータが停止になります。
2月9日(金) 9:00までに実行完了出来ないジョブ はキャンセルされます。
2月9日(金)〜10日(土)終了処理 データ移行
2月11日(日) ギガルータとの接続工事 
2月12日(月)運用テスト
2月13日(火)9:30 運用開始
(3) M770#2は

2月11日 (日) 9:00〜18:00 M1800 共用I/O 切り 離しのため運用停止
2月12日 (月) 〜2 月16日 (金) 通常運用
2月17日 (土) 解体・撤去
(4) M770#1(SSOC#1)は

2月11日 (日) 9:00〜18:00 M1800 共用I/O 切り 離しのため運用停止
2月12日 (月) 〜2 月16日 (金) 通常運用  
2月17日 (土) ・18日 (日) 通信機器切り離しの ため運用停止
2月19日 (月) 〜22日 (木) データ移行のため運 用停止
(担 当:周東)
(5) GS8400/20 は

1月22日 (月) にD棟2Fに搬入して、CE現調・SE 展開テストを行います。
2月8日(木)〜10日 (土) D棟2FからB棟1 Fに搬送・組立作業
2月11日(日) 〜18日(日) CE現調
2月19日(月) システムテスト
2月20日(火) 〜22日(木) 仮運用・データ移行
2月23日(金)MTL 接続
(6) GS8400/10 は

1月22日(月) 搬入・組立
1月23日(火)〜26日(金)CE現調
1月27日(土)〜2 月16日(金)SE展開テスト
2月17日(土)〜18日(日)通信機器接続工事
2月19日(月) 〜22日(木)データ移行  
2月23日(金)〜24日(土)衛星運用テスト
2月25日(日)MTL 接続・運用開始         
(担 当:周東)
(7) VX/2は

2月26日(月)搬入・現調    
2月27日(火)〜28日(水)システムインストー ル及び環境定義
2月29日(木)運用テスト
3月1日(金)運用開始
(8) 計算機利用課題について

 計算機利用課題はリプレース後も同じものをつかいますので新たに申請をする必要はありません。

(9) リプレースに伴う計算機使用料の改定について

 リプレースによりCPU能力が変わるため、計算機運営委員会において料金の改定が行われ、次の様に変更となりました。


○グラフィックサーバ登録料 3万円/年
○課題登録料        2万円/年
 但し同一研究室の2件目以降は1万円
○高機能端末        5万円/年
○カラーレーザプリンタ   100 円/枚
 上記以外は現行通りです。       
(10)ネームサービス(NIS+)について
 宇宙研のUNIX系の計算機のネームサービスの実現の手段としてNISを使用して来ましたが、2月のリプレース以後はNIS+(Network Information Service Plus)が使われます。
NIS+はネットワークの規模の拡大に対応するためにNISを拡張した機能です。NISと比較して、以下の様な特徴を備えています。
○階層型ドメインのサポート 
○セキュリティ機能の強化 
○テーブルによる情報管理
NIS+でのパスワードの変更
パスワードの変更はnispasswd コマンドで 行って下さい。
(11)データ・プログラムのバックアップについて 

 リプレース作業があるのでMSP,UXP共安全のため,利用者が各自でバックアップを取って下さい。
@MSP
MSPの場合、バックアップ・リストアツールとしてSASMVがあり、操作法は計算機利用の手引・操作編(MSP)のP57〜P65に書いてあります。
MSPの利用者は各自でバックアップ・リストアの作業を行って頂きます。
AUXP
UXPの場合、VPP及びUXPMのデータ(ホーム領域)は、B棟1Fオープンバッチ室に設置された、ワークステーションのカートリッジテープ(1/4CMT)に採取することができます。     
バックアップ・リストアを行うためのcpioコマンドの手順はワークステーションの所に用意してあります。2月1日以後には8ミリテープのサービスも可能です。安全のため必ずバックアップは取って下さい。
(12)「FMV/UNIXを始める会」講習会

 今回導入される端末(FMV)の利用方法・必要程度のUNIX等の基本知識を習得するために次の2コースを予定しております。
@はじめてコース             
これまでにUNIX及び計算機を使ったことの無い方が対象です。(3日間/約15時間)
AもっとUNIXコース          
UNIXについて多少の知識はあるがもっと知りたい方が対象です。(2日間/約10時間)日時は1月下旬〜2月上旬、時間は10:00〜 12:00、14:00〜17:00を予定しています。
(担当:長木 内線 2410)
(13)FMVの設置について

 昨年FMVの設置希望のアンケート調査を行いましたが、ほぼ研究室側の希望通りになる予定です。設置時期については、1月下旬から2月中旬の間に研究室側との日時調整の上設置します。
(担当:長木)

(14)1月の計算機保守作業予定

 1月19日(金)8:30〜13:00 M770#2のメンテナンスを予定しておりますので宜しく御協力お願いします。2月の保守作業はリプレース作業のため中止します。



(関口 豊)             


先頭へ


編集発行:文部省宇宙科学研究所
宇宙科学企画情報解析センター
〒229 神奈川県相模原市由野台 3 -1-1 (Tel 0427-51-3911,内線 2611)