平成19年度宇宙科学情報解析センターシンポジウムのお知らせ

「データ解析技術の新展開」

高木 亮治
PLAINセンター

 標記シンポジウムを下記の通り開催いたしますので、多数ご参加いただけますようお願い申し上げます。

 近年の科学技術、特に情報関連技術の急速な発達により、観測機器や計算機の性能が飛躍的に向上しています。それにともない宇宙科学分野においても大規模もしくは高精度の科学技術データ(科学衛星からの観測データや各種数値シミュレーションの計算データ、設計探査などによる膨大な設計データ)が取得されています。これら取得されたデータは、例えば可視化などの処理を行うことで、データが本来持っている情報や新しい知見を取得できます。これらのデータ解析の方法論に関しても、様々なレベルで発展を遂げています。膨大なデータに対して直感的理解を支援する可視化やデータマイニング、自己組織化マップによる整理、更には観測データと数値シミュレーションの融合といった新しいデータ処理手法が注目を集めています。本シポジウムでは、チュートリアル講演として、これらの高精度もしくは大規模データに対するデータ解析技術や可視化技術、データ同化などの新しい解析技術の動向を紹介していただきます。これらの講演を通じて最新動向に関する情報交換を行うとともに、宇宙科学におけるデータ解析技術の今後の展望について議論したいと考えていますので、皆様ふるってご参加下さい。

日時: 平成20年 2月15日 (金) 10:00-16:50 (終了時間は予定)

場所:宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究本部 相模原キャンパス
研究管理棟 (新A棟) 2F 会議室A (神奈川県相模原市由野台3-1-1)

宇宙研へのアクセス: http://www.isas.jaxa.jp/j/about/center/sagami/access.shtml 

 プログラム    

10:00-10:40 ビジュアルテキストマイニングの技術と応用
渡部勇 (富士通研究所)
10:40-11:20 並列可視化とデータフュージョン
宮地英生 (株式会社 ケー・ジー・ティー)
11:20-13:00 -- 昼食 --
13:00-13:40 流体データに対するクラスタ解析とその応用
大林茂 (東北大学流体科学研究所)
13:40-14:20 見せない可視化 --- 情報爆発を回避するための微分位相幾何学的アプローチ
藤代一成 (東北大学流体科学研究所)、高橋成雄 (東京大学大学院)、竹島由里子 (東北大学流体科学研究所)
14:20-15:00 知的可視化によるデータ解析
白山晋 (東京大学人工物工学研究センター)
15:00-15:30 -- 休憩 --
15:30-16:10 データ同化の基礎概念と基盤的計算技術
樋口知之 (情報・システム研究機構 統計数理研究所)、JST/CREST データ同化研究チーム
16:10-16:30 階層ベイズ法を使った宇宙マイクロ波背景放射・前景放射の分離法の開発
茅根 裕司 (東北大学大学院)
16:30-16:50 X 線天文衛星 Suzaku の撮像イメージの画像復元解析
杉崎睦 (理化学研究所)、釜江常好 (SLAC)、前田良知 (ISAS/JAXA)

お問い合わせは高木(ryoアットマークisas.jaxa.jp)までお願いいたします。

(一般講演募集は終了しました。)
講演をご希望の方は 1. 講演タイトル
          2. 講演者(名前、所属)
          3. 連絡先(e-mailアドレス) を sympoアットマークplain.isas.jaxa.jp 宛に電子メイルでお申込下さい。
なお、プログラムの作成上、講演申し込みの〆切は 平成 20年2月1日(金) 午後5時まで とさせていただきます。


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