2006年4月1日から JAXA の宇宙航空プロジェクト研究員として採用されました宮下幸長と申します。京都大学から名古屋大学太陽地球環境研究所を経て、PLAIN センターに来ました。私の専門は磁気圏物理学で、オーロラに関係の深いサブストームと呼ばれる現象や磁気嵐の研究をしています。これらは、太陽風と磁気圏の相互作用により、磁気圏内で頻繁に発生する擾乱現象です。今まで特に、これらの現象の発生・発達機構の解明に取り組んできました。研究手法はデータ解析で、主に Geotail 衛星による地球磁気圏尾部の観測データを解析してきました。その関係で、宇宙研には、大学院生の頃か ら、Geotail 衛星の運用当番や研究会等でたびたび来ていました。実は、ほんの短い間ですが、数年前にも宇宙研に所属していたこともあり、今回、再び戻ってきたことになります。

　PLAIN センターでは、太陽地球系のデータベースに関連した仕事に携わることになっています。また、Geotail 衛星だけではなく、最近の Cluster 衛星等による新しいデータを用いてのサブストームや磁気嵐の研究を進めていきたいと思っていて、楽しみにしております。どうぞよろしくお願い致します。

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