PLAINセンターニュース第146号
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平成17年度 宇宙科学情報解析センターシンポジウム
「JAXA が目指す数値シミュレーション」報告

高木 亮治
PLAIN センター

 平成17年度の PLAIN センターシンポジウム「JAXA が目指す数値シミュレーション」が平成17年11月10日(木)に秋葉原コンベンションホール 5B で開催されました。今回は今年10月に発足した JAXA 情報・計算工学センター(通称 JEDI センター)との共催とし、スーパーコンピューターを利用した流体の数値シミュレーション技術にスポットを当てました。シンポジウムでは JEDI センター設立の経緯を皮切りに、JAXA の各領域における現状紹介として、航空分野、基盤技術、航空機メーカー、宇宙科学、大学共同利用、宇宙輸送系、ロケットエンジン開発等におけるそれぞれ取組が紹介され、それらを受ける形で JAXA 数値シミュレーション技術の今後の方向性に関する議論が行なわれました。会場が都心に近いおかげで例年に比べて多くの方に参加していただき、活発な議論ができました。JAXA 統合から2年が経ちますが、従来からの慣性は予想以上に大きく全 JAXA としての戦略が十分見えない状況です。しかしながら本シンポジウムで JAXA という視点から数値シミュレーション技術の方向性に関する議論ができたことは大きな成果だと思います。なお、各講演内容および最後のパネルディスカッションの様子に関しましては例年通り講演集を出版する予定ですのでそちらを参考にして下さい。参加された方には出来次第郵送させていただきます。また参加されなかった方でも御希望される方はお知らせ下さい。
最後になりましたが、ご講演ならびにパネラーを快諾していただいた皆様、参加していただいた皆様に御礼を申し上げます。





INTEGRAL 衛星のデータ処理 (2)


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