今年も暑い夏の真っ盛り、7月23日に宇宙研の一般公開が行われました。我々 PLAIN センターも、一般の方々の宇宙への興味をかきたて理解を深めてもらうため (＋ 小学生の宿題のネタ探しのお手伝い？)、会議室を一部屋借り切って展示を行いました。以下、展示内容とお客様の反応など簡単に紹介します。

1. クイズ
   　宇宙に関する問題を何でも出題しました。小学生向け入門コースと中学生以上向けチャレンジコースの二つを用意したのですが、小学生向けでさえ難しすぎたようで大人でも首をひねってばかりでした。それでも全問正解者も数人いたのはびっくりです。ちなみに、なぜPLAINがクイズかと言えば、データベースの一種だから、ということで。
   　
2. Darts for Kids
   　PLAINの使命の一つに衛星観測データの公開がありますが、その子ども版です。太陽の活動の様子や我々の銀河系の中心など、派手めの動画が目をひいたようです。PLAINセンターらしい展示ですね。小さなお子様でもパソコンのマウスなど普通に使えているのには驚いたのですが、今やそれが普通なのでしょうかね。
   　
3. シミュレーション
   　例年いくつかのブースで数値シミュレーションの展示があるため、今年は統合して数値シミュレーション部門だけ2Fロビーでの展示となりました。離れてしまったためPLAINの展示と気づいてくれたかわかりませんが、その分場所が良かったため、昨年より多くの人々に数値シミュレーションを体験していただけました。
   
   
4. Q & A コーナー
   　宇宙への疑問に答えるため、質問コーナーを設けてみました。PLAINとあんまり関係ないような気もしますが何でもありです。予想していた通り、小学生からでさえも我々の知識を越える質問が多かったわけですが、亀の甲より年の功でなんとかなったようです。
   
   
5. その他
   　例年通りウィルスの動画を流したりもしましたが、それに加えて今年は計算尺を展示してみました。スーパーコンピュータと速度比較でもしようと思ったのですが、中高年の方々に懐かしがられるばかりでした。若い方で計算に使えて便利、という感想をお持ちの方もいらっしゃいましたが、電卓は？？

　といったように、PLAINらしさを出しつつも一般の人にとって親しみやすいよう心がけたことにより、多くの人に喜んでもらえたのでないかと思います。我々にとっても、一般の人と触れ合い関心の方向を知ることのできる貴重な機会でした。ちなみにポスターなども一生懸命作ったのですが、一番人気はクイズの景品のしおりでした。

大型計算機に関するお知らせ

三浦　昭
PLAINセンター