PLAINセンターニュース第121号
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次期スーパーコンピューターシステム機種決定について

篠原 育
PLAINセンター

 宇宙科学研究本部で稼働中のスーパーコンピューターシステム(富士通製 VPP 800/12)は平成15年度末(平成16年3月)に賃貸借契約の期限を迎える為に、新システムの調達作業を進めていました。

 10月に入札が行われた結果、NEC 社が落札し、SX-6 128M16 からなるシステムが導入されることになりました。この計算機は共有メモリ型のベクトル並列計算機をノード構成としてもつ並列計算機であり、現行と同じくベクトル・プロセッサを搭載するものです。性能としては現行機の10倍以上にも及ぶ演算性能をもつことになります。

 現行の富士通社から NEC 社へ移行することにともない、これまでのユーザアプリケーションには若干の修正が必要となることが予想されますが、ベクトル機の間での移行ということもあり、大きな修正が必要ないことを期待しています。PLAIN センターではプログラム移行を支援する為の情報を提供したり、新システム利用の一般講習会を開催するなど、できる限りスムーズなシステム移行を行えるように計画を進めたいと考えております。

 新システムの稼働は平成16年3月下旬を予定しています。この作業に伴い、現行機の運用を3月初旬までには停止することになります。随時、情報を PLAIN センターニュース上でお知らせしますので、ご留意いただくようお願い致します。

新システム概要
プロセッサ数 128 (現行12)
ノード数 16 (現行12)
ピーク性能 1152 GFLOPS (現行96 GFLOPS)
総主記憶容量 1024 GByte (現行128 GByte)


大型計算機に関するお知らせ

三浦 昭
PLAINセンター

1.  大型計算機の保守予定作業

11月は計算機メンテナンスを予定していません。

2. 大型計算機の相談窓口について

大型計算機利用上の質問・トラブルなどは高橋氏・林氏(内線8391)迄、ネットワーク関係の質問・トラブルなどは PLAIN センター本田秀之(RN 1261・内線8073)迄お願いします。



新SIRIUS システム(構想から8年)へ


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