PLAINセンターニュース第102号
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宇宙研を去るにあたって

渡邊 大
PLAINセンター

 3月31日をもって宇宙研COE研究員を退職し、4月1日から宇宙開発事業団に勤務することになりました。宇宙研在勤中には、公私の多岐にわたりまして多くの皆様方から御指導、御厚情を賜りました。この場をお借りしまして心から厚く御礼申し上げる次第です。誠にありがとうございました。
 JST研究員としては、同事業での採択研究課題「宇宙科学データ解析研究のためのバーチャル・センターの構築」に係る開発テーマの一つとして、「多波長天文画像検索閲覧システム(jMAISON)」の開発に参画させて頂きました。このシステムの開発はまた、PLAINセンターと国立天文台・天文学データ解析計算センターとの間の天文データベース開発協力体制を構築し発展させていくという意味での初の共同開発の試みでもありました。

 COE研究員としては,ASTRO-Fの研究テーマ立案のためのサポートツール作成やデータアーカイブを念頭においたデータ構造の検討、データ処理パイプラインのための天文画像処理プログラムの評価など、ソフトウェア分野での開発作業の一端に参画させて頂きました。
 宇宙研での在職期間は平成11年4月からの3年間になりました。平成13年7月までの2年余りを、科学技術振興事業団「計算科学技術活用型特定研究開発推進事業」での雇用による計算科学技術研究員(JST研究員)としてPLAINセンターで勤務し、引き続き現在に至る8ヶ月余りを宇宙研COE研究員として同センターとASTRO-Fプロジェクトとの両方で勤務致しました。
 いずれの職においても、割り当てられた職務に取り組むことが、あらゆる面で私自身の新たな知識の蓄積に大いに役立ち、大変有意義なものでした。これらの仕事分担を割り当てて頂いた受入責任者の諸先生方、実作業の御指導を頂いた諸先輩方、同僚各位には、心から感謝する次第です。
 宇宙開発事業団勤務となった後にも、皆様方とお目にかかる機会は多いことと思います。これまでと変わらぬ御指導を賜りますよう、心からお願い申し上げます。ありがとうございました。



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