研究教育職員(2017年12月1日現在)

氏名 春山 純一 助教
Junichi HARUYAMA
学位 理学博士(京都大学、1994年)
研究テーマ

SELENEデータによる月の謎の解明
  月の極~水は有るのか?~
  月の縦孔・溶岩チューブ ~様々な科学テーマを含む未知なる領域~
  クレータ年代学 ~月表面の形成時期を調べる物差し~
  月表面の渦巻き ~磁気異常とも関連する不思議な模様~
  等の解析・研究
国内外の月惑星探査ミッション参加

自己紹介

宇宙科学研究所で月惑星科学研究・月惑星探査プロジェクトに携わっています。
(詳細は、次のURLをご覧下さい:春山純一のホームページ:自己紹介

(学生の方々へ)
地球・月惑星科学は、日本の将来担う人々にとって、是非学んでもらいたい学問です。まず第一に、それ自体が面白い! 地球は言うに及ばず、今や多くの探査機が飛び実地でデータを取得し、サンプルまで持って帰られる時代です。こうした多くのデータを総合して解析し、より確からしい解を知りうる段階に来ているのです。一方で、データが集まれば集まるほど、解くべき課題が増え、かつ謎が深まっていっているのが地球・月惑星科学です。複雑極まりなく見える事象を、多くのデータを駆使し総合的に解釈し突きとめ、その解を得たときに得られる感動体験は(或いは、往々にして、結局答えが得られずに悔しく思う苦い体験)は、例え将来学問の道には進まず社会に出るとしても、社会の中で力強く生き、我が国の将来に明るい未来を見せることに先導的な立場になってもらえる人材になるために、大いに役立つと思っています。

更に、地球・月惑星科学の特質は、その対象が、我々人間がまさに立つ地球を理解しようとする学問であるということです。つまりそれは、先に述べた「純粋に面白い」という以外に、この学問分野で得られた知見は、我々人類の将来をよりよくすることにつながる可能性も大きい、ということです。地球・月惑星科学の知見でもって我が国の更なる繁栄、そして世界の繁栄につながることにもつながることが期待されるのです。資源の少ない日本が、その智恵で貢献できるとすると、この地球・月惑星科学の分野がその一つではないかと思います。

地球科学という学問は、古来、実地に即した学問でした。しかし、テクノロジーの急速な発達によって、人工衛星、或いは月惑星探査機という強力な武器が与えられることになりました。この武器によって、全球的な調査や、月惑星探査に基づく比較が可能となり、地球「月惑星」科学という学問に大きく広がったのです。こうした、人工衛星、或いは月惑星探査機を打上げられる技術を独自に持つ国は、実のところそう多くありません。宇宙探査技術の先進国である日本は、その意味で、宇宙科学を学ぶと言う点で非常に恵まれた国であり、その技術を発展させ、学問の発展において中心的な役割を担うことは、我が国の特権であり、使命でもあります。このことからも、我が国の将来を担う人たちに、是非とも地球・月惑星科学を学んでもらい、理解を深めてもらうとともに、この学問に興味を持ち、この道へと進んでくれる人たちがでてきてくれればと思っています。