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総研大から7人の博士が誕生


 今年の3月で総合研究大学院大学(総研大)宇宙科学専攻が設置されてから3年が経過し、宇宙科学専攻から初めての博士が7人誕生しました。写真は学位授与式直後のもので、修了生6人と専攻長が写っています。初年度に入学した学生数は14人でしたので、半数が規定年限内に学位獲得したことになります。博士後期課程の3年間で学位取得するには学生の絶え間ない努力が要求されますが、この難関を突破した学位取得者は、2名がJAXAの宇宙航空プロジェクト研究員に、2名が国立天文台に研究の場を見つけるなど新しい職場を得て、この4月から研究者・技術者への道を歩き始めています。残りの7人の中には学位取得をあきらめた学生も若干名いますが、多くは学位取得を目指し今も研究を継続していると聞いています。

 宇宙科学専攻にとって、今年4月は大きな転換期になっています。本年度から宇宙科学専攻は5年一貫制博士課程に移行しました。この制度では、従来の博士後期課程の学生だけでなく、博士前期課程の学生も受け入れます。今年度は2名の学部卒業生が入学しました。この制度に対応できるように、特に基礎科目を充実するようカリキュラムの改定を行いました。また、設置から3年たち、学年進行の制約(大学設置審の監視)から解放されたことも大きな出来事です。これにより、例えば担当教員の任用が研究科の教授会の承認でできるようになり、また、宇宙科学専攻から論文博士を出すことが可能になりました。


(八田 博志) 


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ISASニュース No.302 (無断転載不可)