- Home page
- No.298 目次
- 新年のごあいさつ
- 宇宙科学最前線
- お知らせ
+ ISAS事情
- 科学衛星秘話
- 宇宙の○人
- 東奔西走
- いも焼酎
- 宇宙・夢・人
- 編集後記

- BackNumber

赤外線天文衛星ASTRO−Fが内之浦に到着


 赤外線で天体観測を行うASTRO−F衛星は,相模原キャンパスでの試験をすべて終了し,昨年末に鹿児島県肝付町(旧内之浦町)の発射場に運ばれました。相模原からの出発は,日本列島が寒波に覆われ鹿児島でさえ積雪!という状況の中でしたが,無事に発射場に搬入され,ほっとしました。

 振り返ってみると,ASTRO−Fミッションの提案が認められプロトタイプの設計が始まってから9年が過ぎようとしています。長い道のりでしたが,いよいよ打上げに向けての作業開始です。衛星自身の準備作業だけでなく,追跡運用やデータ解析の準備,そしてM−Vロケット8号機の打上げ準備が急ピッチで進んでいます。多くの人の手で支えられて宇宙に飛び立とうとしているASTRO−Fが,期待を裏切らない素晴らしい成果を挙げ,今年が良い年になることを信じて,もうひと頑張りしたいと思います。


トレーラーで発射場に搬入されるASTRO−F衛星

(村上 浩) 


Return
Next

#
目次
#
宇宙学校・ながさき
#
科学衛星秘話
#
Home page

ISASニュース No.298 (無断転載不可)