No.232
2000.7



ISASニュース 2000.7 No.232


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シンポジウム

月・惑星シンポジウム
 日 時  8月7日(月)〜9日(水) 
 場 所  宇宙科学研究所本館2階会議場  

 問合せ先  宇宙科学研究所研究協力課共同利用担当 
   TEL 042-759-8019(ダイヤルイン)



★科学観測用大気球ビデオ完成

 三陸大気球観測所は,1971年に科学観測用大気球を上げる日本唯一の施設として建設され,30年を迎えようとしています。

 このたび<宇宙へ飛び出せ>シリーズの第弾として「大空から宇宙を探る―大気球―」というビデオが完成し,(財)宇宙科学振興会より発売することになりました。このビデオは気球の歴史,原理,大気球の開発,観測の成果及び将来の展望を実写フィルムやコンピュータ・グラフィックス等を用いて解説しています。また,厚さ3.4μmという超薄型のポリエチレンフィルムを開発し,1999年に容積1,000m3の気球を製作,性能試験を行い高度37kmまでの飛翔に成功したことで超薄型気球では世界を一歩リードすることになりました。また,新しい設計基準に基づいて製作した容積3,000m3のスーパープレッシャー気球を世界で初めて飛ばすことに成功しました。これにより将来の大型スーパープレッシャー気球への展望を開くことができました。さらに,人工衛星に搭載予定の工学機器および観測機器等の基準実験としても気球による実験が行われています。

 現在,これらを網羅した大気球実験のすべてをこのビデオで紹介しています。ぜひ一度ご覧いただきたいと思います。

(並木道義) 


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